【実体験】未払いだった有給や残業代を受け取るまでの経緯と、自分を守るための記録方法

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労基申告で取り戻した話 アイキャッチ

前回の記事では、【体験談】職場でのトラブルを相談窓口へ伝える前に準備しておきたいこと について書きました。今回は、その後の結果と、この経験を通じて感じたことを書いていきます。

公的な手続きを経て、有給や未払い分をすべて受け取れた

調査の結果、会社側に是正勧告が出されました。そして最終的に、以下の3つを受け取ることができました。

  • 有給の消化
  • 割り増し残業代
  • 社長都合の休みに対する休業手当

「申告したい」という意思をはっきり伝えたこと、証拠と根拠を準備して持参したこと。この2つが結果につながったと感じています。

長年、同じ環境で耐え続けていた職場のスタッフたち

この会社の他のスタッフたちは、20年ほどにわたって割り増し残業代も有給も休業手当も受け取れずにいました。

なぜ誰も動かなかったのか。おそらく、「ここを出て、次の職場でうまくやっていけるだろうか」という不安があったからだと思います。生活があって、人間関係があって、慣れた環境を手放す怖さがある。その気持ちは、よくわかります。

声を上げることは簡単ではありません。私自身も、一人で社長とやり取りを続けていたので、精神的にはかなり限界でした。辞める覚悟を決めていたから動けた部分もあって、誰にでも同じことができるとは思っていません。

有給は会社の好意ではない。知らないまま働くことの問題点

この経験を通じて、驚いたことがありました。職場のスタッフのほとんどが、自分の有給が何日あるか知らなかったのです。有給がどう処理されているかも、把握していませんでした。

有給は、会社の好意でもらうものではありません。条件を満たせば、法律上発生するものです。

でも、知らなければ確認しようとも思わない。知らないまま働いていると、本来受け取れるはずのものを、気づかないうちに失ってしまうことがあります。

難しいことをする必要はありません。雇用契約書を手元に置いておく。給与明細や勤務記録をとっておく。就業規則を一度読んでみる。自分の有給日数を把握しておく。そういう小さな確認が、あとから自分を守る材料になります。

有給や残業代について詳しくは、こちらの記事でも書いています。 → 退職時に有給消化できないと言われたら?体験から学んだ正しい確認の進め方

すべてを受け取れたけれど、個人で手続きを進めるのは大きな負担だった

結果として受け取れたものは大きかったです。でも、申告までの過程は決して楽ではありませんでした。

証拠を集めること。社長とのやり取りを続けること。労基に行くこと。それぞれに、精神的な負担がありました。

だから、「すぐ申告した方がいい」と簡単には言えません。状況によっては、今すぐ動くことが正解でない場合もあると思います。

ただ、おかしいと感じることが続いているなら、まず記録を残しておくこと。契約書や給与明細を確認しておくこと。自分の状況を少しずつ整理しておくこと。それだけでも、何かあったときの準備になります。

知らなかったからといって、自分を責めなくていいと思います。知ったところから、少しずつ整理していけばいい。

記録を残すのは、自分が大げさだったと証明するためではなく、あとから自分を守るためです。

すぐに動けなくても、記録を残すことや状況を整理することはできます。一人で抱え込まなくていいです。

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