思い込みを変える方法とは?『こうして思考は現実になる』から学ぶ視点の変え方

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思い込みを変えることで新しい可能性が見えてくる様子を表した、本と光の風景

思い込みを変える方法は、無理に前向きになることではありません。

『こうして、思考は現実になる』を読んで分かったのは、幼い頃から持っている古い考え方に気づき、別の視点へ意識を向け直すことでした。

この記事では、潜在意識にある思い込みを手放し、現実の見え方を変えるヒントをやさしく紹介します。

『こうして、思考は現実になる』を日常の言葉で読み解く

「思考が現実になる」と聞くと、

「願えば何でもかなうの?」
「一度祈れば、欲しいものが手に入るってこと?」

と思いますよね☺️

私も最初は、そんなふうに思っていました。でも、なかなか願いは叶わない💦

でも、パム・グラウトさんの

『こうして、思考は現実になる』

を読んでみると、単に願いごとをするだけの話ではなかったんですよね!

この本で繰り返し伝えられているのは、

私たちは、自分が普段何を考え、何を当然だと思い、どこに意識を向けているかによって、自分が体験する現実を作っている

ということ。

「可能性のフィールド」や「エネルギー」など、慣れていない人には分かりにくい言葉もたくさん出てきます。

そこで今回は、私が読んでいて「つまり、こういうことなのかな」と感じた内容を、できるだけ日常的な言葉に置き換えてまとめてみました。

私たちの周囲にある環境と「思考のつながり」

本の中では、私たちの周りには「可能性のフィールド」があると説明されています。

少し難しく聞こえますが、本では暖房のようなものとして例えられています。

寒い日に暖房のスイッチを入れれば、暖かい空気が出てきますよね。

可能性のフィールドも同じように、特別な人にだけ働くのではなく、いつでも存在し、私たちが送り出している思考や意図を受け取っているそうです。

祈る人もいれば、瞑想をする人もいる。
アファメーションを唱える人もいれば、ひたすら努力する人もいます。

方法は違っていても、多くの人が何となく、

「思っていることが現実に影響する」

と感じています。

ただ、私たちはその仕組みをよく分からないまま使っているんですよね。

一時的な願いよりも「日常の口ぐせや意識」が大切な理由

幼い頃にできた思考の癖とは別に、新しい考え方や視点があることを表した分かれ道

本を読んでいて興味深かったのが、一回祈っただけで願いがかなうわけではないという部分。

たとえば、一度だけ、

「もっと豊かになりますように」

と祈ったとします。

ところが、その後の日常では、

「またお金が減る」
「私には入ってこない」
「どうせ今回も無理」
「お金を受け取ったら自由を失う」

と何度も考えていたら、普段の思考は願いとは反対方向を向いています。

本の考え方では、大きな願いだけでなく、

普段の口ぐせ、心配、不安、期待、思い込みなど、一つ残らずすべてが可能性のフィールドに影響を与えるそうです。

つまり、特別な日に一度だけ何を願ったかよりも、

日常で何を繰り返し考えているか

の方が大切ということです。

もちろん、嫌なことを一度考えただけで、すぐに悪い現実になるという意味ではないと思います。

そう考えてしまうと、今度は自分の思考を監視して苦しくなりますよね😅

「今、またいつもの不安に意識を向けていたな」

と気づいて、望む方向へ戻すこと。

古い思考の癖を自分がくる返していることに気づいて、根気よく軌道修正することが大事なんです。

現在の状況から「無意識の不安や本音」に気づくヒント

本の中には、

自分の目の前に現れているものが、自分の本心を表している

という考えも出てきます。

これは、

「嫌な出来事が起きたのは、全部あなたのせい」

という意味ではないと思います。

目の前の現実を、自分を責める材料ではなく、

自分でも気づいていなかった思い込みを知るための手がかりにする

ということ。

たとえば、表面では、

「家を買いたい」

と思っていても、心の奥では、

「ローンを払えなくなったらどうしよう」
「収入が減ったら家を失う」
「家を持ったら自由がなくなる」

と強く不安に思っていることも。

可能性のフィールドは、意識的な願いだけではなく、無意識の不安も受け取っている

そのため、家が欲しいという願いよりも、ローンへの不安の方へ強く意識を向け続ければ、不安に合う選択や体験が増えてしまう、という考え方です。

でも、不安を感じたら必ず返済できなくなる、ということではありません。

不安が大きいと、

無理な返済計画なのに焦って決めてしまったり、反対に安全に買える条件がそろっても、怖くて動けなかったりします。

「私は本当に家が欲しいのかな?」
「それとも、安心して暮らせる場所が欲しいのかな?」

と、願いの奥にある本音を見つけることです。

幼少期に作られた「物事の捉え方」を大人になって見直す

この本では、人間の思考や行動の多くは、5歳頃までに作られたプログラムに影響されていると説明されています。

幼い頃の経験から、

「私はこういう人」
「世の中はこういう場所」
「人は信用できない」
「私は愛されていない」
「ちゃんとしていないと認められない」

といった思考ルートが作られるそうです。

でも、

幼い頃に作った考え方が、世界の真実とは限りません。

それは、当時の自分が、限られた知識と視点で作った解釈です。

たとえば親が忙しくて、話を聞いてくれなかった。

子どもの自分は、

「私は大切ではない」
「私は愛されていない」

と受け取ったかもしれません。

でも、大人になった今なら、

「親にも余裕がなかった」
「生活を守ることで精いっぱいだった」
「愛情の伝え方を知らなかった」
「心配だから厳しく言っていた」

という別の見方もできます。

「愛されていなかった」という見方だけが、唯一の答えではない

と気づくことが大切なのだと思います。

5歳までに作られた道しかないのではなく、別の考え方や視点がある。

今まで通っていなかっただけで、新しい思考ルートを作ることはできるんです。

意識の役割は「課題の発見」と「目指す方向の決定」

複数の現実の中から、意識を向ける方向を選ぶ様子を表したイメージ

本の中では、顕在意識の役割は二つだけだと書かれています。

一つは、問題を見つけること

もう一つは、目標を決めることです

たとえば、

「今の収入では不安がある」
「この人間関係は苦しい」
「もっと読まれる記事を書きたい」

と気づくのが、問題を見つける役割。

そして、

「安心して暮らせる収入を得たい」
「お互いに尊重できる関係を作りたい」
「自分の経験が誰かの役に立つ記事を書きたい」

と方向を決めるのが、目標を決める役割です。

目標を決めたら、左脳の顕在意識はそこで手放す。

「どうやって?」
「いつ実現するの?」
「本当にできるの?」
「前も失敗したから今回も無理じゃない?」

と、方法や途中経過まで考え続けないことが大切だと書かれています。

顕在意識は、過去に知っている情報を材料にして考えます。

そのため、未知のことに挑戦しようとすると、

「前にできなかったから、今回も無理」
「実績がないから無理」
「この年齢からは難しい」

と、過去の結果から未来を決めようとします。

でも、

「前にうまくいかなかった」は過去の事実でも、「今回も無理」はただの予測。本当の現実とは限らないんですよね。

さらに本では、顕在意識が途中の現実を解釈し始めると、うまくいかなくなると書かれています。

なぜなら、顕在意識は現実を正確に判断しているのではなく、そのときの気分や過去の経験、先入観を使って意味づけしているからなんですよね😓

不安に流されず「心の中の静かな感覚」を指針にする

では、顕在意識の解釈が当てにならないなら、何を指針にすればよいのでしょうか。

本では、それを「内なる声」と表現しています。

内なる声は、頭の中で大きく騒ぐ不安とは少し違います。

不安の声は、

「失敗したらどうする」
「早く決めないと間に合わない」
「前も無理だった」
「もっと安全な方がいい」

と、理由をたくさん並べて急かしてきます。

一方、内なる声は、

「この人に連絡してみよう」
「少し調べてみよう」
「今は待った方がいい」
「こっちは違う気がする」

と、静かで短い感覚として現れるそうです。

本の流れをまとめると、

問題を見つける

目標を決める

方法や途中経過の解釈を手放す

内なる声に気づく

必要な行動をする

ということになります。

手放すとは、何もしないで寝て待つことではありません。

方法を一つに決めつけず、予想していなかった情報や出会い、ひらめきにも気づけるようにしておくことです。

自分の意識の変化を確かめる「48時間の日常実験」

この本では、意図を送り出したら、期限も決めます。

実験の期限は48時間です。

まずは、

可能性のフィールドが自分の意図に反応していると分かる証拠を見つける

という実験です。

たとえば、

「48時間以内に、私の経験が誰かの役に立つ証拠を見せてください」

と意図する。

その後は、ただ待つのではなく、本気で証拠を探します。

誰かから相談される。
昔の記事が読まれる。
感想が届く。
気になっていた情報を偶然見つける。

そんな出来事があっても、顕在意識はすぐに、

「ただの偶然でしょ」

と片づけようとします。

でも、この実験では、最初から証拠があると決めて探す。

赤ちゃんが泣いていて、ミルクを買いに行くために車の鍵を探すときのように、

「あるかもしれない」

ではなく、

「絶対にある」

という前提で探すそうです。

著者の実体験から学ぶ「古い自己認識」の影響力

自分の欠点ではなく、良い部分へ意識を向けることで見え方が変わる様子

著者は生まれたとき、鼻がつぶれたように見え、父親から「醜い赤ちゃん」と言われたそうです。

父親に強い悪意があったわけではなく、何気なく言い放った言葉だったのかもしれません。

でも著者は、その言葉を重く受け止め、

「私は醜い」

という自己認識を持つようになりました。

そして、その思い込みが、自分の全存在を支配していたと振り返っています。

大人になってから美容に力を入れても、満足できませんでした。

なぜなら、美容に取り組む出発点そのものが、

「私は醜いから直さなければならない」
「このままの私は愛されない」
「もっときれいにならなければ価値がない」

だったからです。

外見をどれだけ整えても、心の中にある「私は醜い」という前提が変わらなければ、

鏡を見て欠点を探し、褒められてもお世辞だと思い、また別の足りない部分を探してしまいます。

美容が効かなかったのではなく、

変化を受け取れない古い自己像が残っていた

ということです。

自分の欠点ではなく「すでにある魅力」に意識を向ける

著者は、「私は醜い」という状態から抜け出すために、自分の思い込みを変える必要があると気づきます。

それまでのように悪い部分ばかり探すのをやめて、良い部分へ意識を向け始めました。

「ここは嫌い」
「まだ足りない」
「もっと直さなければ」

という見方から、

「ここは好きかもしれない」
「私にも魅力がある」

という見方へ変えていったのです。

父親の言葉そのものが、著者の人生を自動的に作ったわけではありません。

その言葉を、

「私は醜いという証拠」

として受け取り、その後も欠点ばかり探し続けたことで、「私は醜い」という現実を強くしていった。

もちろん、これは子どもの頃に傷ついた本人が悪いという意味ではありません。

子どもは親の言葉をそのまま受け取りやすいものです。

ただ、大人になった今、

昔の言葉を自分の真実として持ち続けるかどうかは、選び直すことができる

ということなのだと思います。

捉え方を変えることで「日常の行動と選択」が変化する

本の中では、自分のエネルギーを変えるには、自分の思考を変えることだと書かれています。

ここでいうエネルギーは、特別な修行や儀式で変えるものではありません。

普段、

「私は足りない」
「どうせうまくいかない」
「愛されていない」
「お金がない」

と考えていれば、不足や欠点へ意識を向けるエネルギーになります。

反対に、

「すでにあるものは何だろう」
「私の良いところはどこだろう」
「うまくいっている証拠はないかな」
「別の見方はできないかな」

と意識を向ければ、見つけるものも、感じ方も、選ぶ行動も変わります。

つまり、

思考が変わる

自分の感じ方が変わる

目に入る情報が変わる

選ぶ行動が変わる

体験する現実が変わる

ということなのだと思います。

無理にポジティブになったり、嫌な気持ちを禁止したりする必要はありません。

古い思考に気づいたら、

「またいつもの道を通っていたな」

と気づいて、望む方へ意識を戻す。

それを何度も繰り返すことが、思い込みを変える方法なのだと思います。

外側を無理に変えなくても「今あるリソース」で満たされる方法

思い込みを手放し、新しい思考の道へ進む様子を表した、本と窓辺の風景

この本の中で、私が特に興味深いと思ったのが、

変わらなくても幸せになれる

という考え方です。

私たちはつい、

「もっときれいになったら幸せ」
「お金が増えたら安心」
「仕事が成功したら自信が持てる」
「理想の恋人ができたら満たされる」

と思ってしまいます。

でも、それでは今の自分はずっと、

「まだ足りない存在」

になってしまいます。

本では、新しい仕事や新しい恋人を作って、人生を全部入れ替える必要はないと書かれています。

今ある仕事、人間関係、経験、能力、時間など、すでに持っているリソースを使って、豊かで意義深い人生を送ることができるという考えです。

今の仕事を、

「つまらない仕事」

とだけ見るのか、

「人に伝える力や経験を身につけた場所」

と見るのかで、受け取るものは変わります。

今の人間関係も、

「足りない部分」

だけを見るのか、

「すでに受け取っている優しさや安心」

を見るのかで、体験は変わります。

これは、嫌な仕事や苦しい関係を我慢し続けるという意味ではありません。

必要なら、環境を変える選択もあります。

ただ、

「今の自分には何もない」
「何か新しいものを手に入れなければ幸せになれない」

という不足感から、必死に外側を変えなくてもいい。

まずは、すでにあるものの中に価値や豊かさを見つける。

すると、変化を求める理由も、

「足りない自分を埋めるため」

から、

「もっと自分らしく生きるため」

へ変わっていくのだと思います😊

機会を逃さないために「自分に対する見方」を新しくする

著者は、有名雑誌でライターをするようになった理由についても書いています。

文章力が急に上がったからでも、特別なスキルを身につけたからでもない。

変わったのは、自分と仕事に対する見方だったそうです。

以前は、

「有名雑誌で書けるのは、もっと特別な人」
「私には実績が足りない」
「編集者に相手にされるはずがない」

と思っていたのかもしれません。

その前提で世界を見ていれば、仕事につながる機会があっても、

「私には関係ない」
「応募しても無駄」

と見過ごしてしまいます。

でも、

「私にもその可能性がある」
「私の文章を必要としている場所がある」

と見方を変えると、今まで目に入らなかった情報や機会が見えるようになります。

応募してみる。
企画を出してみる。
人に自分の仕事を伝えてみる。

そうした行動も自然に変わります。

もちろん、著者にはそれまで積み重ねてきた経験や文章力もあったはずです。

でも、本人が強調しているのは、

能力がなかったのではなく、「私には無理」という思い込みによって、その能力を使える現実を見ていなかった

ということです。

過去の解釈に縛られず「新しい思考の選択肢」を増やす

ここまで読んで感じたのは、思い込みを変える方法とは、

古い考えを無理やり消したり、何でも前向きに考えたりすることではない、ということです。

まず、

「私は今、何を当然だと思っているんだろう」
「それは本当に事実なのかな?」
「子どもの頃に作った解釈ではないかな?」
「別の見方はできないかな?」

と気づくこと。

たとえば、

「親に愛されていなかった」

と思っていたとしても、

「親は愛情を表現する方法を知らなかったのかもしれない」
「心配していたから、厳しく言ったのかもしれない」
「親の余裕のなさと、私の価値は別だったのかもしれない」

という別の視点もあります。

過去の傷を否定する必要はありません。

ただ、昔の自分が作った解釈だけを、今も唯一の真実として使い続けなくてもいい。

今まで通ってきた思考ルートの外にも、別の道はあります。

最初は慣れなくても、何度も新しい視点へ意識を戻していけば、その道も少しずつ通りやすくなるのだと思います。

まとめ|周囲の環境を変える前に「自分の捉え方」を見直す

『こうして、思考は現実になる』を読んで分かったのは、現実を変えるために、まず外側を大きく動かす必要はないということでした。

まずは、

  • 自分が何を信じているか
  • どこに意識を向けているか
  • 目の前の出来事をどう解釈しているか

その土台にある思い込みに気づくことです。

一度祈っただけで終わりではありません。

普段の思考や期待も含めて、私たちは毎日、何かを可能性のフィールドへ送り出している。

だからこそ、

「どうせ無理」
「私には足りない」
「愛されていない」

という古い思考に気づいたら、

「本当にそうかな?」
「別の見方もあるかもしれない」
「すでにあるものは何だろう?」

と、意識を向け直す。

何か新しいものを手に入れてから幸せになるのではなく、今あるものの中に幸せや豊かさを見つける。

その見方の変化が、結果として自分の行動や人間関係、体験する現実を変えていくのかもしれません。

私自身も、これまで「変わらなければ幸せになれない」と思っていた部分があったように感じます。

でも本当は、今の自分が持っている経験や人間関係、今できることの中にも、すでに使えるものはたくさんある。

現実を変える最初の一歩は、自分が見ている世界を疑ってみること。

この本は、そのことを少し不思議な実験を通して教えてくれる一冊でした😊

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