日常のちょっとしたイライラやモヤモヤ。
その感情をじっくり観察してみると、自分でも忘れていた過去の出来事を思い出すことがあります。
今回も、そんな出来事がありました。
きっかけは、オンラインゲームでの出来事。
まさかそこから、小学生の頃の自分の嫌な一面を思い出すことになるとは思いませんでした。
わざわざ私を狙ってくるなんて、意地悪なやつ!
私は普段、オンラインゲームを楽しんでいます。
ある日、ゲーム内のイベントで、コツコツとポイントを集めていました。
ところが、イベント終了間際になって、突然ほかのプレイヤーから攻撃を受けたのです。
「はぁ? なんで今?」
「わざわざ私を狙う必要ある?」
「本当に意地悪なやつ!」
もう、腹が立って仕方ありません。
しかも、その相手は以前からあまりいい印象を持っていなかった人でした。
そのため、余計に「わざと嫌がらせをしてきたんじゃないの?」と感じたのだと思います。
もちろん、本当に嫌がらせのつもりだったのかは分かりません。
でも、私にはそう感じられたのです。
私は何をされたと感じたんだろう?
そこで、いつものように自分の気持ちを振り返ってみました。
なぜ、こんなに腹が立つのだろう。
単にゲームで攻撃されたから?
ポイントを失うのが嫌だったから?
それもあるでしょう。
でも、それだけではない気がしました。
私が一番嫌だったのは、自分より弱い相手だからと、わざと意地悪されたように感じたことでした。
「弱いからって、何をしてもいいと思うなよ!」
「意地悪するな!」
そんな気持ちが出てきたのです。
そこで、ふと考えました。
「そういえば、私も自分より弱い立場の誰かに、意地悪したことはなかったかな?」
すると、小学生の頃の友達の顔が浮かんできました。
小学生の頃、仲間外れにした友達がいた
その子は、おとなしい性格の女の子でした。
当時の私は、友達の中ではどちらかといえばリーダー的な立場。
今思えば、ちょっと威張っていたところもあったのかもしれません。
その子のことが、なぜか気に入らなかったのです。
誕生日会に呼ばなかったり、仲間外れにしたりした記憶があります。
どうしてそんなことをしたのか。
当時は自分なりに理由があったのでしょうが、今振り返ると、ずいぶん意地悪なことをしていたなと思います。
「そうよ!」と言われたことが気に入らなかった
覚えている出来事が一つあります。
ある日、母に何かを注意されていたとき、その友達が横から「そうよ!」と同調してきたのです。
それが、ものすごく気に入らなかった。
「なんであんたまで私に文句を言うの?」
「偉そうに言わないでよ!」
そんな気持ちだったと思います。
今振り返ると、もっと嫌な感情もあったのかもしれません。
「私より下の立場のくせに、偉そうにするな!」
なんて傲慢な子どもだったのでしょうね。
もちろん、当時そこまではっきり考えていたかどうかは分かりません。
でも、自分が友達の中で上の立場にいるつもりだったことは、確かにあったように思います。
母や姉への不満も重なっていたのかもしれない
さらに思い出したことがあります。
その友達は、私の姉にも気に入られていたのです。
私は昔から姉と仲がよくありませんでした。
だから、姉が気に入っているというだけで、その子のことも面白くなかったのかもしれません。
嫉妬もあったのでしょうね。
それに、母にも腹を立てていました。
私は一人で遊びたかった
私は、一人で過ごしたいときもある子どもでした。
ところが母は、私の気持ちを聞かずに、その友達に「このあと遊びにおいで」と声をかけることがありました。
私は一人でいたいのに。
どうして勝手に決めるの?
そんな不満もありました。
今思えば、一人で過ごしたいという自分の気持ちを尊重してほしかったのだと思います。
その気持ち自体は、今でも間違っていたとは思いません。
ただ、その不満を友達への意地悪という形で表してしまったことは、別の話です。
本当は母に伝えればよかった不満まで、その子に向けていたのかもしれません。
私も人を見下していたのかもしれない
今回、ゲームの中で攻撃されたとき、私はこう思いました。
「自分より弱いからって意地悪するな!」
ところが、過去を振り返ってみると、私自身にも似たような態度を取っていた記憶があったのです。
おとなしい友達に対して、自分の方が上の立場だと思っていた。
気に入らないから、仲間外れにした。
自分に逆らうような言い方をされたことが許せなかった。
そう考えると、当時の私はずいぶん身勝手だったのだと思います。
もちろん、昔の私が意地悪をしたから、今ゲームで攻撃されたわけではありません。
そんな因果関係があるかどうかは分かりません。
でも、今回の出来事をきっかけに、忘れていた自分の行動を思い出したのは確かです。
そして、心の中でその友達に謝ってみました。
「嫌な思いをさせてごめんね」
想像の中の友達は、怒るでも笑うでもなく、ただぼんやりした顔をしていました。
実際にその子がどう感じていたのかは分かりません。
それでも、自分がしていたことを認めて謝ることはできました。
自分の嫌な部分にも気づいていきたい
私はこれまで、誰かが優遇されたり、自分が軽く扱われたりすることに、強く反応してきました。
恋愛でも、職場でも、そんな感覚を何度も経験しています。
そして今回は、小学生の頃の友達関係にも、似たような思いがあったことに気づきました。
嫉妬していたのかもしれない。
自分の方が偉いと思っていたのかもしれない。
家族への不満を友達にぶつけていたのかもしれない。
どれが本当の理由だったのか、今となっては分かりません。
でも、自分にも意地悪なところや傲慢なところがあったと気づけたことは、私にとって意味のある出来事でした。
自分の本音を見つめると、必ずしもきれいな感情ばかりが出てくるわけではありません。
嫉妬、怒り、見下す気持ち、身勝手さ。
できれば見たくない自分も出てきます。
それでも、そんな自分をなかったことにせず、少しずつ認めていけたらと思っています。
今回も、たった一度のゲームの攻撃から、思いがけない記憶にたどり着きました。
さて、次はどんな本音が出てくるのでしょうか。

